10月17日(日)に開催が予定されていた東京マラソン2021が中止になりそうといった報道をちらほら見ます。
東京マラソンを開催するか否かは、大会要項で「大会中止決定の基準を大会開催1カ月前以降に緊急事態宣言が発せられている場合や自治体からからの開催自粛要請が発せられている場合には、大会は中止となります。」と決まっています。
政府は、東京都の緊急事態宣言の実施期間を令和3年7月12日から令和3年9月30日までと発表していますから中止で決定なのかと思ったのですが、東京マラソン財団は9月17日㈮の理事会で開催の可否を協議して同日中に案内すると発表しました。
そうは言っても中止でしょう。なぜなら東京マラソン以外のアボット・ワールドマラソンメジャーズ大会がエリート選手のラインナップを発表しているのに東京マラソンだけが発表されていないからです。
出場が発表されている主なエリート選手
ベルリンマラソン 9月26日㈰開催 35,000人
ケネニサ・ベケレ
土方英和(Honda)
村本一樹(住友電工)
藤本拓(トヨタ自動車)など
ロンドンマラソン 10月3日㈰開催 50,000人
英国の2022年ユージーン世界選手権の選考レースなので英国人選手のエントリーを発表している
シカゴマラソン 10月10日 ㈰開催 35,000人
男子マラソン日本記録保持者鈴木健吾(富士通)が出場
菊池賢人(コニカミノルタ)
ゲーレン・ラップ など
ボストンマラソン 10月11日㈪開催 20,000人
川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)
兼重志帆(GRLab) など
東京マラソン 10月17日㈰開催 定員25,000名(マラソン:24,700名、10㎞(10.7㎞):300名
参加エリート選手の発表なし
ニューヨークシティマラソン 11月7日㈰開催 33,000人
富安央(ラフィネ グループ)
アブディ・ナゲイセ 東京五輪男子マラソン銀メダリスト
ケネニサ・ベケレ
ペレス・ジェプチルチル 東京五輪女子マラソン金メダリスト
モリー・セイデル 東京五輪女子マラソン銅メダリスト
山口遥(AC KITA) など
東京マラソン以外のワールドマラソンメジャーズ大会の新型コロナウイルス対策
ベルリンマラソン
ワクチンを接種しているか病気から回復しているかPCR検査が陰性であれば出場できます。
ロンドンマラソン
ヴァージンマネー・ロンドンマラソン・ランニングショーに参加し、キットバッグを預けてゼッケンを受け取るには、COVID-19 の陰性結果を示す必要があります。
シカゴマラソン
イベント開催日から14日以内にCOVID-19の陽性反応が出た場合、または陽性反応が出た人に接触した場合は、出場できません。出場には、COVID-19のワクチン接種を完了していること、またはスタート前の72時間以内に受けたCOVID-19検査結果が陰性であることを証明する必要があります。
ボストンマラソン
ワクチン接種証明書を提出するかスタート前72時間以内にCOVID-19検査を受け陰性であれば出場できます。
ニューヨークシティマラソン
参加するためにCOVID-19検査やワクチン接種が必要かについては、CDC、ニューヨーク州保健局、ニューヨーク市保健精神衛生局のCOVID-19検査と予防接種に関する勧告に従い後日共有するとしています。
9月4日の時点での各国の新型コロナウイルスによる死者数
ドイツ 92,694人
イギリス 13.4万人
アメリカ 66.2万人
日本 16,864人
最後に
東京マラソンも出場選手にワクチン接種が完了しているか COVID-19検査が陰性の条件を課し開催されることを願っています。