結論から言えばその人物とは、洛南高校の奥村隆太郎先生です。
5000mの京都府高校記録は、02年に当時洛南高校2年の松岡佑起が京都府記録会で13’57″6を記録し、13分台に突入しました。
この記録は19年に当時洛南高校3年の三浦龍司が、日体大記録会で13′51″97を記録するまで、17年間存在しました。
その後、21年に佐藤圭汰が日体大記録会で13′31″19の高校記録を樹立し、京都府高校記録を更新しました。
その他の、5000m13分台選手は、以下の選手です。
溜池一太(洛南3) 13’55″97 (21/10/03 日体大記録会)
若林宏樹(洛南3) 13’58″77 (20/09/27 京都陸協記録会)
松岡、三浦、溜池、若林の4選手は、13分台を記録したのは1回だけです。
しかし、佐藤は、高校2年時に1回、3年時に6回の合計7回記録しています。
そして、3年時には5000mに7回出場しており、そのうち6回を13分台で走っています。
6,7月の暑さの中で、13分台で走っているのは脅威的です。
13’53″36(20/11/29 京都陸橋記録会)
13’42″50(21/04/29 織田記念)
13’55″98(21/06/06 京都インターハイ)
13’57″64(21/06/20 近畿インターハイ)
13’58″43(21/07/30 全国インターハイ予選)
13’41″72(21/07/31 全国インターハイ決勝)
13’31″19(21/10/03 日体大記録会)
13分台の出たレースは、11回ありました。溜池と佐藤は日体大記録会の別の組で走っているため重複しません。
ちなみに、私は、4レースで13分台を目撃していました。
松岡1回(02年)
三浦1回(19年)
若林1回(20年)
溜池1回(21年)
佐藤7回(21年)
年別では、19年から21年の3年間で約90%になります。
20年と21年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ほとんどの試合が無観客で開催されており、一般観客はもちろんのこと両親ですら観戦を許可されていませんでした。
そのため、現地で13分台を目撃できたのは、顧問の奥村先生だけです。洛南高校陸上部中長距離パートのインスタグラムアカウントで確認できます。
02年の松岡の13分台ですが、これは当時高校1年生だった奥村先生が京都府記録会の同じ組で走ってます。記録は、14′43″9でした。松岡がゴールする瞬間はラスト300m地点付近を走っていたと考えられます。同じ試合に出場していたので、記録達成の瞬間を見ていたという点では怪しいですが、説立証です。
洛南高校陸上部中長距離パートには、有望な1,2年生がたくさんいます。来年度以降も超一流の証である13分台が記録されることでしょう。
私も、より多くの5000m13分台レースを観戦したいです。