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日本唯一の陸上中距離プロチーム AMI AC SHARKS 2021年10大ニュースNo1はこれだ!

日本唯一の陸上競技中距離プロチーム AMI AC SHARKS 2021年10大ニュースNo1は、「AMI AC SHARKS(以下シャークス)の3選手、東京五輪出場をかけた日本選手権でBROOKSのスパイクを履いて出場する」です。
シャークスの選手はブルックスとスポンサー契約を締結しているのだから当たり前だと思われたかもしれませんので、その理由を書いていきます。

5月6日、スポーツ・イラストレイテッド誌のライター クリス・チャベス氏のツイートです。

ブルックスは、東京五輪のアメリカ代表選手を決める全米選手権前に最新のスパイクを市場に投入することができなかったため、ブルックスが出資するプロチームのアスリートに競合他社のスパイクを履いて試合に出場してもよいとしたのでした。

このため、ブルックスビーストに所属する英国人のジョッシュ・カー選手はナイキのスパイクを履くようになり、五輪前にはアメリカでの屋外1500m最速記録である3分31秒55を出し、五輪では1500mで銅メダルを獲得しました。
また、ポルトガル代表としてフレイタス選手も東京五輪の1500mにナイキのスパイクを履いて出場していました。

日本にもブルックスとスポンサー契約をしているチームがあります。AMI AC SHARKSです。アメリカのブルックスが発表した声明は、日本のチームにも適用されるのか日本選手権の開催前に問い合わせたところ、「最終の選択は選手に一任しております。」との回答がありました。

東京五輪の選考レースとなる日本選手権に、シャークスの選手達はブルックスのスパイクを履いているのか、それとも他社のスパイクなのか注目していましたが、楠、田母神、飯島3選手の足元はブルックスのスパイクでした。楠選手は3000m障害で6位、飯島選手は1500mで6位でした。田母神選手は800mで優勝しましたが、参加標準記録を突破できませんでしたし、ランキング制でもターゲットナンバー以内に入ることができなかったので東京五輪出場は叶いませんでした。

選手のコメントで、「サポートしくれた方々に恩返しができるように頑張ります」というのをよく見ますが、シャークスの3選手が日本選手権にブルックスのスパイクを履いて出場したことは、まさにスポンサーへの恩返しであると思いました。