第9回プリンセス駅伝が10月22日(日)に開催され岩谷産業が優勝した。
岩谷産業のプリンセス駅伝出場選手はその後11月11日(土)に東寺ハウジングフィールドで開催された京都陸協記録会の5000mに出場した。
プリンセス駅伝と京都陸協記録会の2つのレースを観て岩谷産業はトップ8に入れそうだと感じた。その理由は過去のプリンセス駅伝優勝8チーム中6チームがトップ8になりシード権を獲得しているからだ。
プリンセス駅伝優勝チーム | クイーンズ駅伝結果 | 1区順位 | |
23年 | 岩谷産業 | ??? | ??? |
22年 | パナソニック | 7位 | 13位 |
21年 | 資生堂 | 2位 | 2位 |
20年 | 積水化学 | 2位 | 3位 |
19年 | 積水化学 | 9位 | 19位 |
18年 | ワコール | 5位 | 3位 |
17年 | 豊田自動織機 | 8位 | 12位 |
16年 | TOTO | 18位 | 16位 |
15年 | ユニバーサルエンターテインメント | 3位 | 3位 |
岩谷産業のクイーンズ駅伝オーダーを見てみよう。
第1区(7.0km)
安井絵里奈(プリンセス駅伝 不出場)
第2区(4.2km)
久木柚奈 (プリンセス駅伝 第4区 3.8km 区間13位(日本人2位))
第3区(10.6km)
川村楓 (プリンセス駅伝 第1区 7.0km 区間1位)
第4区(3.6km)
前田梨乃 (プリンセス駅伝 第2区 3.6km 区間7位)
第5区(10.0km )
中野円花 (プリンセス駅伝 第5区 10.4km 区間1位)
第6区(6.795km)
若井莉央 (プリンセス駅伝 第3区 10.7km 区間4位)
岩谷産業にはプリンセス駅伝で1区区間賞を獲得した川村選手がいる。
シード権を獲得できなかったチームの共通点は1区で出遅れていることだ。
そのため1区は川村選手が起用されると考えていたが川村選手は3区を走る。
2023年シーズンの川村選手は3月に3000mのPBを記録すると4月に10000m、9月に1500m、11月に5000mでPBを記録している。
川村選手の10000mランキングは14位、日本人のみでは9位である。
同じ3区を走る選手だけで比較すると5位になる。
5000mのPBは11月11日に開催された京都陸協記録会のものだ。
レース展開は一人飛び出した川村選手が終始先頭を走り単独走でPBを更新した。
今期の好調さを感じさせるレースだった。
京都陸協記録会の結果から川村選手は単独走でも押していけプリンセス駅伝のように競り勝つこともできる。川村選手は1,2区の展開がどうなろうと対応できるとの判断から3区に起用されたのかもしれない。
京都陸協記録会5000mにはプリンセス駅伝に出場した前田、若井、久木、中野、青木の各選手と安井選手も出場しており、安井、若井、青木の2位集団は16:05前後でフィニッシュした。
1区の順位がクイーンズ8入りに大きく影響するので安井選手には区間上位の記録を期待したい。